感染新たに6人、新型コロナウイルス計19人に(追記)
2020年 04月 07日
いずれも若者同士で自宅や飲食店で過ごしたことが、感染を招いたとみられている。
中には症状が出ていない感染者も。阿彦忠之県医療統括監は7日の記者会見でこう苦言を呈した。
「活動的な若い人が(感染者の)数を多くしている」
県などによると、ともに20代の高畠ワイナリーの男性店舗従業員(南陽市)と高畠消防署の男性消防士(高畠町)は先月25日、米沢市の友達(スーパー従業員、感染確認)の家で東京在住の友人(男性)を含む計4人で食事をしていた。
この東京在住の友人は翌26日、既に感染が判明している2人とも会食したり、一緒に家で仮眠をとったりしていた。県は「(東京の)友人を介した感染の可能性は否定できない」と都にPCR検査を依頼している。この友人の実家の家族である40代女性会社員(高畠町)の感染も6日に分かった。
南陽市の店舗従業員は今月2日から自宅待機。高畠町の消防士は3、5の両日は勤務し、救急業務を担当しているが、マスクや手袋を着用するなどしており、県は他への感染リスクは低いとしている。
もう1人の20代は建築鉄骨工事などのイタガキ(三川町)の男性社員(鶴岡市)。既に感染が判明している同市の20代男性と先月20日、クラスター(感染者集団)が発生した仙台市の英国風パブ「HUB仙台一番町四丁目店」を利用した。イタガキによると、男性社員は工場内での作業を担当しているという。無症状だったが、PCR検査で陽性と判明した。
他に50代女性(飯豊町)は既に感染が判明している宅配会社の男性の同僚。
パチンコホール「ダイナム山形長井店」(長井市)の清掃業務も行っているが、作業は閉店後のため、県は客にうつす危険性は少ないとしている。さらに50代男性社員(上山市)は東北電化機器販売(山形市)に勤務している。